七ヶ宿無限窯の紹介
七ヶ宿無限窯と名づけられた登り窯は、西山学院高等学校の七ヶ宿湖を一望する校地内に築窯されたものです。
京都の陶芸家・近藤高弘先生のお力添えを頂き、窯作りの名人といわれている佐賀・有田の築窯家、吉永和正氏の手によって1997年夏に完成し、翌1998年4月、初窯・火入れ式が行われました。
西山学院高等学校は、全日制普通科・全寮制の高等学校で、「建学の精神」を柱に将来社会に役立つ人材の育成を目指す、人間教育を中心とする学校であります。
二十一世紀を担う生徒たちの無限の可能性を引き出し、大きく育って欲しいという願いから、登り窯は<七ヶ宿 無限窯>と名づけられました。
自ら<土>を掘り、<薪>を割り、この無限窯の中で<炎>との融合によって生み出される作品に対する大きな感動、そして、それらの作品を日常生活の場において使用することをとおして、豊かな情操がより一層培われていくことを信じています。
1998年の火入れから、毎年1ないし2回生徒たちの手によって火が入れられ、また、校地内から良質の陶土が発見され、同じく校地内に自生している松の木を薪に、釉薬も土地のものを使用し、純然たる七ヶ宿産の作品が生み出されています。
なお、学校では、生徒達の手による手作りの陶器の食器で。毎日楽しく食事をしています。